本日、熊本市内であった平成29年度の補正予算に関わる勉強会に参加しました。
そこで出てきた内容を軽くこちらでメモしておきます。細かい内容や申請に関する相談も今後受けたいと思います。
1.小規模事業者支援パッケージ(予算120億円)
小規模事業者持続化補助金と言う名前で毎年出ている事業ですが、今年も出るようです。
昨年は熊本地震の影響もあったので、震災型と言うものがあり、上限200万円まで補助してもらえるものがありましたが、今年はそれはなさそうです。
大まかには全て補助率2/3で・・・
①一般 上限50万円
②賃上げ、海外展開、買物弱者対策等 上限100万円
③共同設備(複数企業での申請) 上限500万円
こちらの補助金は一般的には持続化、販路開拓が目的の補助金なので、それに見合った設備投資が主になります。例えば、ホームページ制作、内装工事、看板設置、宣伝広告など。
ただ、書き方次第なので、例えば、今後の顧客ニーズに合わせた投資としてシステム購入などは通る可能性はありますね。パソコン・タブレットなどの汎用物は対象外となりますが。
今後のスケジュールとしては・・・3月中旬あたりに1次の公募がある予定とのことでした。
2.サービス等生産性向上IT導入支援事業(予算500億円)
昨年までは2/3がまで、上限100万円補助してくれるものでしたが、今年はコンパクトになったようです。だいたいパッケージシステムなどが多いので、以下のようになりました。
補助額:15万円~50万円
補助率:1/2
想定されるイメージとしては・・・簡易税務・会計処理、POSマーケティング、簡易決済、在庫・仕入れ管理、顧客情報管理分析等
とのこと。去年は建設業などで活用されたケースが多かったですが今年はサービス業、小売業などでも活用しやすくなりそうです。
今後のスケジュールとしては・・・2月中旬に事務局立ち上げ、2~3月ITベンダー受付、4月初旬あたり1次の公募がある予定とのことでした。
3.ものづくり・商業・サービス経営力向上支援事業(予算1000億円)
今年も毎年恒例、ほぼ内容は同じようですが、どうやら今年の一般型は1/2になるようで気をつけないといけないですね。
①複数小規模企業による申請の場合、補助上限額:1000万円、補助率2/3
②一般型は補助上限額1000万円、補助率1/2
③小規模型は補助上限額500万円、補助率2/3
今回は小規模型が使いやすそうな気がしますね。
ちなみに専門家活用の場合は、30万円をプラスアップできると言う事です。
行政書士などの専門家にお願いしたらその分を多少負担してくれるようで、これはありがたい追加オプションでした。
今日の勉強会の内容は以上です。